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日本国内で日本語を学習する外国人数は10万人を超えています。しかし、ここ数年その人数は、13万人前後で停滞しています。このため、彼らに日本語を教える日本語教師も3万人程度を推移しています。国内での日本語教師の需要は今のところ横ばい状態です。
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出典:文化庁 日本語教育実態調査 |
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日本語教師の需要が伸び悩んでいるにもかかわらず、大学や民間の資格学校などで日本語教育を学ぶ人が、大きく減る様子はありません。
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出典:文化庁 日本語教育実態調査 |
日本語教師として働いている人が約3万人であるのに対し、大学などで日本語教育を学んだ人材が、毎年4万人近くも新たに誕生しているのです。 |
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大きく伸びない日本語教師の需要、供給され続ける日本語教師の人材。最近ではこれにボランティアで日本語を教える人が増えたこともあり、日本語教師の就職はますます厳しくなってきています。
文化庁が2003年に、大学や民間学校で日本語教育を受講した1万人強を対象に、卒業後または講座修了後の進路を調査したのが下の表です。
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日本語教育受講者の修了後の進路(2003年度) |
職種 |
人数 |
比率 |
国内の専任講師 |
105人 |
0.9% |
国内の非常勤・兼任講師 |
577人 |
5.0% |
海外 |
304人 |
2.6% |
その他 |
6,132人 |
52.7% |
不明 |
4,517人 |
38.8% |
合計 |
11,635人 |
100.0% |
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出典:文化庁 日本語教育実態調査 |
国内で日本語教師の専任講師になれた人は、全体のわずか0.9%、非常勤の日本語教師や、海外で日本語教師になった人を合わせても10%に満たないのです。半数以上の人が会社員など日本語教育と関係のない職場に就職しているのが現実です。
運良く非常勤講師になれたとしても、時給は1,500~2,000円が相場です。なったばかりでは授業をたくさん受け持つことは出来ませんので、経済的にかなり苦しい生活を強いられることになります。 |
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